
December 5, 2025
これは、私の着物人生の中でも一生忘れない1日でした。
まずは、ほんの一瞬のシーンですが…
おばあちゃんの「初めて自分の着物姿を見た瞬間」をどうぞ。
🎥 その瞬間のショート動画はこちら → YouTube Shorts
なぜこの日、おばあちゃんは着物を着たのか
おばあちゃんは92歳。
認知症が少し進み始めていて、日によって会話がはっきりする日もあれば、曖昧になる日もありました。
この日、おばあちゃんが着物を着た理由は——
大好きな孫の結婚式に参加するため。
家族はこう考えていました。
その判断は、奇跡のようにちょうどいいタイミングでした。
家族の中で、おばあちゃん“だけ”が日本語
お孫さん夫婦も、他のご家族も全員英語。
おばあちゃんだけが日本語を話します。
だから私は着付けに入った瞬間から、ずっとおばあちゃんと日本語でお話ししていました。
その会話が、あまりにも優しくて、深くて、切なくて…。
おばあちゃんが語ってくれたこと
着付けをしながら、おばあちゃんはこんな話をしてくれました。
おばあちゃんはゆっくり丁寧に、時々迷いながら、
でも心の奥から言葉を出してくれました。
その内容を後でご家族に英語でシェアすると、家族みんなが静かに涙ぐんでいました。
”もうひとつの願い”
会話の途中で、おばあちゃんは突然こんなことを言いました。
「もうひとり孫がいるやろ?
きっとあの子が花嫁の着物姿を着て見せてくれるやろうから、それが楽しみなんよ。」
胸がぎゅっと締めつけられました。
実はその“もうひとりの孫”というのは、
この日まさに結婚式を迎えたお孫さん本人のことだったのです。
記憶が揺れる瞬間がありながらも、
その言葉の奥にあったのはたったひとつ。
「孫の花嫁着物姿が見たい」
という純粋で温かい願いでした。
その言葉を、私は後でお孫さん(花嫁)に伝えました。
結婚式が終わったあと、お孫さんから連絡がきました。
「おばあちゃんと一緒に、着物で写真を撮りたいです。」
その瞬間、私は思いました。
——おばあちゃんが望んでいたのは“花嫁の着物姿”。
それなら絶対に白無垢がいい。
提案すると、お孫さんはすごく嬉しそうに「ぜひ撮りたいです!」と返してくれました。
しかしその後、ご夫婦は新居のリノベーションに入ることになり、
撮影は “少し先でもいいか” という流れに なりました。
しかし —— あと一歩、間に合わなかった
数ヶ月が経ち、
ようやく撮影できるタイミングが来た、その時。
おばあちゃんが転んでしまい、顔を強く打って入院。
そこから体調はゆっくりと崩れていき、
そのわずか1ヶ月後——
静かに眠るように、旅立たれました。
後で家族から聞いた話。
おばあちゃんの体には何十年も前から癌が広がっていて、
92歳まで元気で生きていたこと自体が奇跡だったそうです。
そして——
お孫さんが望んでいた
「おばあちゃんと2人で着物姿を残す」
という願いは、叶わないままになってしまいました。
おばあちゃんは、孫の結婚式の日に初めて着物を着た。
あれが、最初で最後の、奇跡の着物姿でした。
最後に読者へ — メッセージ
“直感がふっと湧いたとき、それは「行動して」というサイン。”
「写真を撮りたい」
「会いに行きたい」
「ありがとうを伝えたい」
そう思った瞬間を、どうか見逃さないでください。
おばあちゃんの姿が教えてくれました。
そう思った瞬間を、どうか見逃さないでください。
🎥 おばあちゃんの姿をもっと見たい方はこちらもどうぞ → YouTube Shorts
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